二本松には、「安達ヶ原のおにばば」伝説があり、
能楽の「黒塚」でも知られています。
そういう土地柄であることもあって、
さもありそうな派生「伝説」が生まれます。
子どものころ、母親に聞かされたのが、
お城の石垣の間にはさまった、赤さびた鉄の板の話。
それが、おにばばが使っていた「包丁」だというのです。
石垣の間に隠していたという、この話。
母も子どものころ、聞かされたといいます。
子どものわたくしには、「ひえ~っ!」という大事件でした。
(実際は、石垣の安定のための鉄の楔なのですが。)
伝説は、伝説として楽しみにとっておいたほうがいいですね。
