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PostHeaderIcon 福島原発放射線問題「Highest level」!?

「レベル7」の発表を受けて、福島原発は世界から「Highest level」と騒ぎたてられました。

政府の発表の遅さ、後手後手の対応は大きな問題ですが、「レベル7」の発表のしかたも大問題です。

「レベル7相当」かもしれませんが、「チェルノブイリ相当」でないことを政府が明言していないために、福島や日本自体に対する風評被害が相当深刻なものになっています。

 

「レベル7」への引き上げは、大気中への放射性物質の放出量を保安院が37万テラベクレル、原子力安全委員会が63万テラベクレルと試算したことによるものです。

 

しかし、同じ「レベル7」でも、炉心溶融後に原子炉が爆発し、放射性物質が広い地域に飛散した史上最悪の事故であるチェルノブイリは520万テラベクレルです。

 

07までという8段階評価では、「レベル7」が最悪の評価であり、原子炉が崩壊し核燃料が直接飛散したケースでも、同じ「レベル7」扱いです。

 

チェルノブイリ原発事故は、ソ連(現:ウクライナ)1986年に起きた原発事故であり、実験運転中に原子炉の核燃料の制御不能にともない、核反応が爆発的に進んで超高温になり、原子炉が破壊され、広島の原爆約500発分に相当する放射性物質が撒き散らかされました。

そして、半径数百kmにプルトニウムを含む大量の「死の灰」がばらまかれ、IAEAの保守的な基準では、4000(反原発派の推定では10万人以上)が死亡したといわれています。

 

一方、福島原発では震災後、制御棒によって核分裂が停止しており、余熱は出ていますが、再臨界には至っておりません。作業員以外は被曝限度を超える放射線を浴びていません。人的被害を基準にすると比較になりません。

 

国内外で「チェルノブイリ級」という言葉が多用された結果、国民からは不安や不満、憤りの声が上がり、韓国からは「日本に損害賠償請求すべきだ」という声が公然と上がっています。

 

今回の「レベル7」の発表のしかたは、内外に大きな禍根を残すことになるでしょう。

 

それから、もう一点。

 

「チェルノブイリ」というと忌まわしい事態という響きがありますが、チェルノブイリがあるウクライナが「世界最大の穀倉地帯」として復活していることを併せて申し上げたいと思います。

 

ただ、日本はいまだにウクライナから小麦を輸入していないことからも顕著なように、「食の安全」に関しては世界一うるさい国民性があり、実質的な放射線被害というより、「風評被害」を引き起こす土壌がすでにありました。

 

既に、福島産の米や酒などを含め、安全上何も問題が無くても、「福島産」というだけで返品が相次いでおり、投げ売りも見られます。

 

福島県産野菜を経産省や自民党などの食堂で使い始めたとのことですが、菅首相もカイワレではなく、福島産のホウレンソウを食べるなど、福島産の農作物の安全性を身をもってPRすべきです。首相には、あのときの率先垂範を思い出していただきたいです。