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PostHeaderIcon エレミア哀歌『汝、主なる・・・』

<合唱王国・福島☆母校のひび割れた壁から覗いている青空☆その4>

『汝、主なる神のもとに、たちかえるべし。』

高校時代、合唱部で追究していた教会音楽「預言者エレミアの哀歌」は、16世紀イギリスの作曲家トマス・タリスの作品です。

第一部と第二部と分かれているのですが、それぞれの最終部には、「哀歌」に込められた祈りが凝集したような旋律がつけられ、

「汝、主なる神のもとに、たちかえるべし。」
と宣言され終結します。
 
当時のイギリスは宗教改革の時期にあたり、ローマ・カトリックとイギリス国教会が争っていました。宗教上の政策が揺れ動くなか、4人の統治者に仕えた王室の音楽家がトマス・タリスです。

イギリス国教会には「エレミアの哀歌」を歌う儀式がなかったため、作品成立にはいくつかの説があります。

実際の儀式のためではなく、教化用の音楽として作曲されたという説、国教会と二重籍をもつ隠れカトリック教徒のためのプライベートな曲であるという説等があります。

作曲家のタリス自身が隠れカトリック教徒であったという説もあり、カトリック信仰を守るための秘密集会のような場で、異教徒に侵略された嘆きを歌う「エレミアの哀歌」が切実に響いたことは想像に難くないと思います。

つづく。